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アクセルとブレーキの踏み間違いを防止する対策について詳しく解説!
2023年11月22日
アクセルとブレーキを誤って踏むのは、大きな事故につながる原因の1つです。
通常の運転では、踏み間違いは発生しないと思いがちですが、なぜこのような事故が発生するのでしょう?
また、踏み間違いによる事故は高齢者の問題のように感じますが、40代以下の若年層でも多く発生しています。
この記事では、踏み間違いが多いパターンを確認し、踏み間違いを防止する対策について解説します。
アクセルとブレーキの踏み間違いが多いパターン3選
なぜ踏み間違いが起こるのでしょう?
踏み間違いが起こりやすいパターンを知っておけば、注意して運転できます。
まずは、どのようなパターンで踏み間違い事故が起こる傾向を解説します。
1.ペダルの使い分けが必要な駐車場で起こるケース
駐車場では、入庫の際にはアクセルとブレーキを何度も踏み変える操作が発生します。
その結果、踏み間違いが起こりやすくなるため注意しましょう。
「まわりの車へぶつけないように」など、周囲への注意があるものの運転操作への集中力は低下しがちです。
そのため操作ミスなどが起こってしまうのだと考えられます。
一方で出庫の際も、踏み間違いが起こりやすい状況です。
特に事故が発生しやすいのは出庫時です。
車をバックさせる際に、目視で後方確認する際に体をねじります。
その際、足元の位置関係がずれるのでペダルを踏み間違えるケースがあるのです。
2.渋滞などで徐行しているとき
駐車場内での走行や渋滞などの徐行運転中も、踏み間違いによる事故が発生しやすい状況です。
徐行運転の際は、速度を調整するために何度もペダルを踏み変えなければなりません。
そのため、前の車が急ブレーキを踏むと焦ってアクセルを踏んでしまうケースがあります。
特に体調不良や睡眠不足、長距離運転中などでは、注意力が低下し、踏み間違えのリスクを増大させる可能性があります。
3.実は高齢者だけではなく若年層も多い
ペダルの踏み間違いによる事故は一見、高齢者に多いと思われがちですが、実は若年層による事故も多いのが実情です。
公益財団法人交通事故総合分析センターが発表した調査結果によると、2018年から2020年までの3年間で車両相互事故が7,883件発生しています。
事故件数の内訳で、高齢者ドライバーと若年層ドライバーの差を比較しましょう。
ドライバーの年齢 | 事故件数 |
75歳以上 | 1,315件 |
65~74歳 | 1,273件 |
24歳以下 | 1,538件 |
この結果により、判断力や瞬発力の低下する傾向がある高齢者や運転初心者など、特定の年齢層ではペダルの踏み間違いが事故の原因となりやすいことがわかります。
ペダルの踏み間違いを防止する対策4選
危険回避の行動をとるときに、足にも注意を払いペダルを間違いないようにするには、どうしたらよいのでしょうか。
ここでは、ペダルの踏み間違いを防止する対策を4つ紹介します。
1.衝突被害軽減ブレーキの装備
衝突被害軽減ブレーキとは、前方の車と衝突の危機となったときにスピードを強制的に落とす装置です。
具体的には、カメラやレーダーで先行車との距離を常時検出し、前方の車や歩行者と追突の可能性が高まったら音や警告灯で警告します。
それでもブレーキ操作がなく、追突する可能性が高いとシステムが判断すると自動的にブレーキがかかり被害軽減を図る装置です。
この装置によって、発進時および徐行時の事故を軽減できると期待できます。
2021年11月以降の国内の新型車には衝突被害軽減ブレーキの搭載が義務付けられており、近年発売の新車には搭載されています。
2.急発進抑制装置搭載車に乗り換える
踏み間違いが不安な方は、急発進抑制装置が搭載されている車へ乗り換える方法もあります。
踏み間違い防止装置は、進行方法の障害物などをセンサーが感知して誤操作による急発進を警告音で知らせる、車自体が前進しないようにする機能です。
この技術は、踏み間違いを防ぐためのものですが、道路状況や天候によっては効果が十分ではない場合もあるため、過信は避けるべきです。
【h3】3.後付けの急発進抑制装置の装備
最近では、後付けできる急発進抑制装置が広く市販されています。
しばらく車の買い替え予定がない方は、このような後付けの装置を検討してはいかがでしょう。
大手自動車メーカーはもちろん、自動車部品用品メーカーからもさまざま販売されています。
後付けと聞くと、信頼性に疑問を持つ方がいるかもしれませんが、一定の性能を有する装置を国土交通省が審査・認定する制度を設けられています。
認定された装置は、国土交通省のホームページなどで確認可能です。
4.速度を控えめにして運転だけに集中する
スピードが出ていると、急に危険を察知しても回避ができません。
また、運転中は運転に集中できる環境を作るのが重要です。
運転に十分な注意を払えば、踏み間違いによる事故のリスクを軽減できるでしょう。
踏み間違いによる事故の大部分は、焦りや不注意から生じています。
運転時にはスマートフォンをドライブモードにするなどし着信が入らないようするなど、速度を落として運転だけに集中しましょう。
まとめ
踏み間違いによるリスクは、日常の何気ない運転のなかに潜在しています。
特にまだ運転に慣れていない若年層と判断力が鈍る高齢者は、踏み間違いが多くなっています。
踏み間違いによる事故を減らすためには、速度を抑えて運転に集中するのはもちろんですが、車自体に安全機能が備わっているのも重要です。
この記事を参考にして対策の導入を検討してはいかがでしょう。