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エンジンブレーキの仕組みと使い方のコツについて詳しく解説!

2024年03月17日

エンジンブレーキはなだらかな速度低下が実現でき、下り坂や高速道路、信号通過の際によく使われています。
しかし、ブレーキランプが点灯しないので、後続車が減速に気付かず接触事故が起こる可能性もあるため注意が必要です。

本記事ではエンジンブレーキのメカニズムや適切な使用時期、活用すべき理由などについて解説します。
エンジンブレーキの仕組みを知りたい方は参考にしてください。

エンジンブレーキの仕組みと使い方のコツについて詳しく解説!

そもそもエンジンブレーキとは?

エンジンブレーキは、フットブレーキとは異なりギア操作のみで減速させる方法です。
急激な減速力はありませんが、速度を緩やかに落としたい場合に効果的です。
エンジンブレーキを活用すると、フットブレーキに頼りすぎないで済むため快適で安全なドライブが実現できます。

基本的には、急な下り坂や高速道路での減速時などに使用します。
一般的な減速は、フットブレーキをメインに使用し、補助としてエンジンブレーキを活用しましょう。

使い方とコツ

エンジンブレーキの使い方やコツについて解説します。

  • アクセルから足を離す
  • ギアを落とす

AT車とMT車では操作方法が異なるため併せて詳しく解説します。

アクセルから足を離す

最も一般的な操作は、単純にアクセルを戻す方法です。
アクセルを踏んで得ていた動力を失わせることで減速できます。

AT車の場合、「D(ドライブモード)」のままアクセルを戻します。
MT車の場合、「N(ニュートラル)」以外のギアに入れてアクセルを戻すと作動するので覚えておきましょう。

ギアを落とす

エンジンブレーキは、ギアを下げることでも作動します。
ギアを落とす際には、車速に合わせて最適なギアを選ぶことが大切です。
例えば、急な減速をする場合には低いギアへ落とすことで、制動力を高められます。
そこまで急ではない緩やかな下り坂においては、通常よりもシフトの段階を1つまたは2つと落とします。

メカニズムと役割

エンジンブレーキは、エンジンの抵抗を利用しています。
エンジンに燃料を送り込まないよう操作し、タイヤの回転力のみで車を動かしているため、抵抗力により速度を徐々に減速させます。

一気に減速はできませんが、少しずつ速度を落としたいときに効果的です。

しかし、エンジンブレーキは頻繁に使用するとエンジンへの負荷がかかるため注意が必要です。
特に長時間の下り坂の場合、エンジンの過熱や損傷の可能性が高まるため、適切に冷却するよう心がけてください。
また、周囲の交通状況や道路の状態に注意しながら使用しましょう。

エンジンブレーキのタイミング

フットブレーキとエンジンブレーキをうまく使い分けられれば、安全で円滑な運転につながります。
それでは、エンジンブレーキが有効なタイミングとはどのような場面でしょうか。

基本的には、車の走行速度に応じて適宜使い分けると安心です。
そこで、ここでは以下のシーンに従って解説します。

  • 高速道路
  • 信号通過時
  • 長居下り坂

シーンに応じて使い分けましょう。

高速道路

エンジンブレーキは、高速道路のような一定の速度で走行するケースでも効果的です。
一般的に高速道路を走行するときは、フットブレーキは使用できません。
緊急時や渋滞のときなどはフットブレーキを使いますが、それ以外のシーンではエンジンブレーキを併用しましょう。

信号通過時

エンジンブレーキは、信号機を通過する際にも活用できます。
例えば、信号機が赤のまま走行しているときに、青へ変わりそうなタイミングであれば、信号機へ差しかかる前にエンジンブレーキで減速させましょう。

その道路の混雑状況にもよるものの、事前に速度を落としておけば信号が青に変わるタイミングに合わせて止まらずに走行できます。
フットブレーキと比べて車の流れを止めずに円滑な走行ができるためおすすめです。

長い下り坂

エンジンブレーキを使用するタイミングで、多く活用されるシーンが長い下り坂をくだるシーンです。
長い下り坂を走行する場合、エンジンブレーキの使用を促す看板が立っている場合もあります。

フットブレーキを使いすぎると、摩擦熱によってブレーキ内部が高音になります。
故障やブレーキが利かないといったトラブルに直結するため注意が必要です。

フットブレーキを多用する前に、補助的にエンジンブレーキを活用すればこのような事態を避けられます。

まとめ

車にはいくつかのブレーキがありますが、今回はそのなかでもエンジンブレーキについて解説しました。
フットブレーキとは異なり、緩やかに減速できるため燃費の向上や快適な運転ができます。

しかし、その一方であまりにも多用し過すぎると事故につながる可能性もあるため注意が必要です。
急停車が必要なときは、フットブレーキも活用しエンジンブレーキは補助的に使用しましょう。

エンジンブレーキとフットブレーキを上手に使い分ければ安心で安全な運転ができます。
本記事を参考に安全快適な運転を心がけてください。

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