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ブレーキパッドが原因で車検に通らない?車検への影響について解説!

2024年03月05日

車は、車検を必ず受けなくてはなりません。
一般的に、余程のことがない限りは車検に通りますが、部品を修理・交換しなくてはならない場合、車検に通らない可能性があります。
どの部品が、どのように車検へ影響を及ぼすのか知りたい方もいることでしょう。

本記事では、ブレーキパッドを中心に車検での検査基準や測定方法、車検を通過するための条件などについて詳しく解説します。
さらに、交換時期を判断するポイントなどについても解説するので参考にしてください。

ブレーキパッドとは?

ブレーキパッドは、ブレーキに組み込まれているパーツで制動力を発生させるために重要です。

ブレーキディスクをパッドで挟み込むと摩擦力が発生し、車を減速・停止させられます。
摩擦で制動力を得ているため、ブレーキを作動させるごとに摩耗しすり減っていきます。
制動力が働かなくなってしまうため、定期的に点検や交換をしましょう。

具体的に、車検において、ブレーキパッドはどのような検査がされるのか、詳しく解説します。

審査基準や測定方法

車検では、ブレーキパッドそのものを検査する項目はありません。
ブレーキが正しく機能するかといった点が重要視されるため、厚みがどれくらいであってもブレーキが機能すれば車検に通ります。

残量規定も存在せず、検査官が残量を測定する検査もありません。

ブレーキが利けば厚さ1mmでも車検に通る

ブレーキパッドは、新品の状態で通常7~10mm程度の厚さがあり、徐々に摩耗して薄くなっていきます。

車検の際には、ブレーキが適切に作動するかが検査対象のため残量・摩耗具合は影響ありません。
残りの厚みが1mmの場合でも、ブレーキが正常に機能すれば車検に通る可能性があります。

車検に通っても放置してはダメ!交換せずに使い続けるデメリット

車検でパッドの厚さをチェックしないのは事実です。
しかし、ブレーキパッドが摩耗したままの状態で放置していいわけではありません。

摩耗したまま使い続けると以下のようなリスクが生じます。

  • ブレーキが利かなくなる
  • ブレーキパッドの台座部分が露出し、ディスクブレーキを損傷させる

ブレーキパッドは、2枚1組でホイール内側にあるブレーキローターを挟み込むように設計されています。
ブレーキローターはタイヤ、ホイールとともに回転しています。
ブレーキを踏むとブレーキパッドがブレーキローターを両側から強く挟み込み、強い摩擦力でタイヤの回転を停止させる仕組みです。

ブレーキパッドを放置するデメリットを紹介します。

ブレーキが利かなくなる

ブレーキパッドが摩耗し薄くなるとブレーキが利かなくなります。
ディスクローターの損傷やブレーキフルードの劣化など、周辺の部品に負担がかかり結果的にブレーキの故障につながるため危険です。
ドライバーはもちろん周囲の方の命を奪う可能性があるため、必ず定期的な点検か交換をしましょう。

残量が0になったときの危険性

ブレーキパッドの残量が0になると、非常に危険です。
この状態では、ブレーキペダルを踏んでもブレーキが利かないため、大事故につながります。
ブレーキパッドの残量が0になる状況は、定期的な点検を受けていればありえません。
しかし、定期点検や交換を受けていない場合は、可能性があるため注意してください。

残量を確認する方法

ブレーキパッドの残量は、走行距離や異音の有無などからも予測できますが、視覚的な情報からの確認も可能です。
ただし、一般の方が確認するのは危険がともないます。
車の整備や点検などに慣れていない方は、プロの整備士に点検を依頼しましょう。

また、クランツ株式会社では、品質の高いブレーキパッドを販売しているので、交換する際にはぜひご検討ください。

ブレーキフルードの残量から推測

油圧式ブレーキの動作に必要な液体がブレーキフルードです。
ブレーキパッドがすり減ってくるとブレーキフルードの消費も多くなりるため、ブレーキパッドの状態もある程度把握できます。

ブレーキフルードの残量は、エンジンルームで確認できます。
MINまたはLOWERに液面が近づいていればブレーキフルードを補充するタイミングは、ブレーキパッドを交換すべきタイミングです。

目視でも確認可能だが危険もある

ブレーキパッドそのものを目視で確認できます。
しかし、この方法も車の知識がある一般の方でない限り危険がともないます。

最も確実な方法ですが専用の工具が必要です。
車の整備の技術や経験がない場合はプロに依頼する方が安全で確実です。

パッドウェアインジケーターを利用する

ブレーキパッドには、交換時期を知らせてくれる機能があり、車種によって機械式や電子式があります。

機械式は、ブレーキパッド内部に金属片が入っており、交換すべきタイミングで異音が発生するためわかりやすいです。
金属片がディスクローターと擦れるときに異音が発生する仕組みです。

電子式は、ブレーキパッドにある電線が摩耗し切断したタイミングでパネルに警告灯が点灯します。
機械式は国産車に多く、電子式は国産の高級車や輸入車に多い方式です。

まとめ

車検ではブレーキパッドの残量に関する規定はありません。
しかし、摩耗が進んだブレーキパッドを放置すると大きな事故につながりかねません。
定期的な残量の確認や交換をするよう心がけてください。

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