お役立ちコラムcolumn

column DETAILお役立ちコラム詳細

アメ車の維持費は安いの?それとも高い?

2022年07月21日

広大な平野を悠々とクルージングするために作られているアメ車。
洗練された欧州車と違って、野性的な魅力を感じさせます。
でも、自動車社会が異なる日本ではアメ車を持つデメリットも生じます。
アメ車を持つ最大のデメリット、維持費について解説します。

アメ車の維持費は安いの?それとも高い?

アメ車所有の悩みは昔も今も維持費

日本におけるアメ車のイメージは、時代とともに大きく変化してきました。
1960年代まではスタータスシンボル、日本車にない豪華さと大きさは憧れの対象でした。
70年代に入るとオイルショックから単なる浪費の車に変わり、80年代以降は壊れやすい車。
初期のイメージに比べると、かなりネガティブですね。

アメ車も最近は、日本や欧州の車作りを習い、高い品質の車種を生産しています。
加えて60年代テイストを巧みに取り入れたことから人気復活の兆しも見られます。
とはいえ、アメ車がもっとも重要視しているマーケットは北米大陸。
車体を大きくしてクルージング性能を高めるというアメ車の本質は変わりありません。

また、左ハンドルしか生産しないので日本の交通事情には不都合な部分もあります。
そして、アメ車を持つもっとも悩みの種となるのが、昔も今も変わることのない維持費。
アメ車には、日本車や欧州車にない魅力があります。
しかし、所有を考えるなら維持費をしっかり検討しましょう。

維持費を抑えるなら小排気量軽量車を選ぶ

アメ車を所有するための必要不可欠な維持費は国産車や欧州車と変わりありません。
毎年納付する自動車税の税額を決める基準は排気量。
車検時に納める自動車重量税は車重。
同じく車検時に必要な自賠責保険は、普通車であれば均一。

維持費の割合を大きく占めるガソリン代も、燃費は国産の大排気量車や欧州高級車と同等です。
これまで湯水のようにガソリンを使用していたアメリカもガソリンの価格は上昇気味。
また、昨今の脱炭素化の影響からCO2排出量の多い大排気量車は生産縮小の傾向にあります。
現在、販売されているアメ車には、燃費を重視した小排気量のエコタイプがあります。

アメ車で必要不可欠な維持費を安く抑えるなら、小排気量で軽量な車種を選びましょう。
任意保険に関しては車種によって形式別料率クラスが高くなる場合があります。
特に車両保険は高くなることを想定しておいた方が無難。
日本で販売されているアメ車は車種が限られています。

本当に欲しいアメ車が販売されていない場合もありますね。
そういった車種は、並行輸入に頼るしかありません。
同じ左ハンドルだし、並行輸入でも大きな影響はないのでは?と思う人もいるでしょう。
しかし、並行輸入車のデメリットは消耗品の交換や故障した時に発生します。

並行輸入の販売店では部品のストックが限られていますし、調達にも時間がかかります。
わずかの修理なのに一ヶ月ガレージで眠ったまま、なんてことにもなりかねません。
並行輸入車を購入するなら、このデメリットもリスクとして覚えておきましょう。

国産車に比べて圧倒的に少ないディーラー数

並行輸入車ほどではないにせよ、日本に正規代理店がある車種でも似たようなことがいえます。
アメ車は欧州車よりも部品代は安く済みます。
それでも欧州車と同じく純正品は輸入しなければなりません。
その分、価格は高くなりますし修理や交換に時間がかかります。

また、正規代理店の店舗数が少ないこともデメリットのひとつ。
アメ車の大手正規代理店は都市圏を中心に展開、指定サービス工場も比較的多くあります。
しかし、都市圏から離れると極端に減少。
メンテナンス依頼や修理のために遠方まで出向かなければなりません。

これらのデメリットが維持費に含まれるわけですから、国産車よりも維持費が高くなるのです。
アメ車の維持費を低く抑えるなら、消耗品など交換部品を個人輸入する方法があります。
アメリカであれば当然、アメ車の部品は多く流通しています。
でも、純正品を選んではディーラー経由と変わらなくなってしまいますね。

選ぶのはOEM品やリビルト品。
純正品に比べて価格が低いので、輸送費を含めても安く済みます。
ただし、ディーラーでは部品持ち込みの修理は受け付けない場合があります。
予め、アメ車に詳しい民間業者を見つけて、取り付けについて相談しておいた方が無難です。

信頼できる社外品を選んで維持費を抑える

アメ車の維持費を安く済ませるもうひとつの方法は社外品を使うことです。
社外品が国内で販売されていれば、輸送費がかからず維持費を低く抑えることができますね。
ただし、社外品を使う時は信頼できるメーカーを選んでください。
適合するからといって安い汎用品を使うと動作不良を起こす場合があります。

特にブレーキパッド。
車を安全に止める重要な部品だけに高品質の社外品を選ぶ必要があります。
所有しているアメ車のブレーキパッド選びに悩んだら、株式会社クランツに相談しましょう。
株式会社クランツは1992年創業という歴史の長い企業で、自動車部品の製造販売を行っています。

特にブレーキパッドは30年以上作り続けており、これまで高い実績を上げてきました。
特徴は独自の技術によるブレーキダストの軽減と優れた耐久性。
生産を国内に限定、一括管理で水準の高い均一性を実現しています。

国産車、輸入車を問わず適合品を幅広く扱っており、アメ車用も充実。
日本にある正規代理店以外のメーカーも用意しています。
安心できるブレーキパッドを装着して、楽しいアメ車ライフを満喫してください。

RELATED ARTICLE関連記事