2022年08月28日

かっこいいから外車に乗りたいと考えている方もいるでしょう。
しかし、そもそも海外で走ることを想定して作られた外車を日本で乗ると、少し乗り心地の悪さを感じる場合があります。

本記事では、日本車と外車の違いや乗り心地のいい外車の選び方などを紹介していきます。
乗り心地のいい外車を探している方必見です。

日本車と外車の違い4つ

日本と海外では、そもそも交通ルールや車に対する規則などが違うため細かな違いは多くあります。
その中で今回紹介するのは日本車と外車の大きな違い4つです。
外車に乗る際には、この4つは必ず知っておいてください。

想定されている事故の違い

日本車と外車では想定されている事故に違いがあります。
日本は対人での事故が多いため、車のボディも衝撃を吸収してくれるような素材を使用した車のつくりです。

そのため、対人事故を起こした際に、ぶつかった人の生存確率ができるだけ高くなるように設計されています。

それに対して海外では対車での事故が多いため、車とぶつかっても中に乗っている方が潰れないような車のつくりです。
車のボディは溶接でつなぎ、フレームなども分厚く剛性を持たせています。

最近日本車に多く搭載されるようになった、車線の自動修正や衝突回避システムは外車にも搭載されています。

車にかかる維持費の違い

車は乗るだけでさまざまな維持費が必要です。
主な維持費は以下の4つです。

● 修理費
● 保険料
● ガソリン代
● 税金

外車は、日本ではなく海外の気候や道に合うように作られているため、日本で乗るにはそもそも故障する可能性が高くなります。
それだけではなく、修理する際に国内には部品がなく、わざわざ取り寄せをする必要があるため、修理費や修理期間が上乗せされてしまいます。

そのため、外車の維持費は日本車よりも高くなる場合が多いです。

車の運転性能の違い

運転性能の違いは車に乗っている時に最も感じる部分です。
日本車は街乗りを想定し、路面の僅かな段差を通った際に感じる衝撃を感じにくくなっています。
低燃費を目指し軽量化を進めているため、耐久性は少し劣っています。

それに対して外車は路面から与えられる衝撃を受け止めるように設計されているため、日本車よりも耐久性が高く、寿命が長いです。
今までは車体が重いため、燃費も悪かったですが、最近は車体の軽量化が行われ燃費も少し良くなっています。

燃費などの環境性能の違い

日本は性能と燃費のいい車が求められているため、各自動車メーカーもハイブリッドのような車が登場しています。
それに対して、外国では燃費性能よりも走行性能を重視する傾向があります。
その結果、ダウンサイジングターボ、クリーンディーゼルエンジンなどの車が多いです。

乗り心地のいい車の選び方

それでは実際に乗り心地のいい、外車の選び方を3つ紹介していきます。
車を購入する際には、もちろん見た目のかっこよさも重要ですが、乗り心地も同じくらい重要です。

いくらかっこいい車でも、乗り心地が悪ければ長時間乗っていられません。
ぜひ乗り心地には見た目と同じくらいこだわってください。

同乗者の意見も聞く

もし購入する車に家族などの同乗者がいる場合、必ず同乗者の意見も聞いてください。
運転席や助手席のシートはいいけど、後部座席は乗りにくいなど、運転手ではなかなか気付けないポイントに気付く場合があります。

特に家族であれば、遠出などをするときに座り心地の悪いシートで長距離の移動はかなりきついです。

運転手自身の乗り心地だけではなく、必ず同乗者はどう思っているのか、乗り心地はいいのか、しっかりと意見を聞いてください。

サスペンションが適度に硬い

街乗りをするのか、高速道路によく乗るのかによって求められるサスペンションの硬さに違いがあると知っておいてください。
日本車のように柔らかいサスペンションは街乗りに向いています。
逆に、外車に多い硬いサスペンションは高速道路に向いています。

そのため、外車を選ぶ際にはしっかりと硬いサスペンションを選ぶのではなく、街乗りにも適しているように適度な硬さのサスペンションを選んでください。

広々とした車内

車内は窮屈よりも広々としている方が、乗り心地がいいです。
できれば実際に後部座席などに座ってください。
座ってみると、前席との感覚がかなり狭く足を満足に置けない可能性もあります。

天井の高さや、前席との感覚など、長距離の移動でも問題なく乗れるのか、快適に過ごせるのかなどしっかりと確認してください。

まとめ

本記事では、日本車と外車の違いや乗り心地のいい外車の選び方などを紹介しました。
日本車と外車では想定されている事故や運転場所などの違いから、さまざまな違いが生まれています。
その結果、「なんだか乗り心地が悪い」といった印象につながってしまいます。

見た目のかっこいい外車に憧れる方も多いでしょう。
実際に外車を購入する際には本記事で紹介した選び方などをよく確認したうえで、かっこよく乗り心地のいい外車をぜひ見つけてください。