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ドイツ車は日本車より故障率が高い?故障理由・車種や対策を紹介

2022年11月28日

「ドイツ車は壊れやすいと聞いたけど、実際の故障率はどれくらいなの?」
「ドイツ車の中でも壊れにくいメーカーはどれだろうか」

上記の疑問を抱いている方、ドイツ車の購入を渋っている方は多いのではないでしょうか。
この記事ではドイツ車の故障率は本当に高いのか検証します。

なぜドイツ車が壊れてしまうのか、そして壊れにくいドイツ車の種類紹介も記事内では行いました。
この記事を読めば、故障を心配せずドイツ車を安心して購入できるようになるので、カーユーザーの方は必見です。

ドイツ車は日本車より故障率が高い?故障理由・車種や対策を紹介

ドイツ車の故障率は年々改善されている

ドイツ車の故障率は20年前では日本車の3〜4倍と、非常に高い傾向にありました。
しかし、近年ではドイツ車の品質が上がり、故障率は日本車の2倍程度に改善されています。

近年生産された車種によっては、日本車と故障率が変わらない壊れにくいものもあります。
特にここ10年以内のドイツ車は故障率が非常に低いため、それほど故障の心配はいらないといえるでしょう。

ドイツ車の故障率を上げる3つの理由

故障率が低くなっているドイツ車ですが、依然として日本では故障しやすい傾向にあります。
故障率が上がる要因は、主に3つです。

1. 電気系統・ゴム部品のつくりが甘い
2. 日本の気候にドイツ車そのものが合わない
3. メンテナンス代が高額で点検をしづらい

以下では、各要因を詳しく解説します。

1.電気系統・ゴム部品のつくりが甘い

ドイツ車の部品は、エンジン以外すべて交換前提で作られています。
1つの車を故障なく乗り続ける日本車と違い、ドイツ車は部品交換が前提の構造をしているといえるでしょう。

特に、ゴム製のパーツや電気系統のつくりは甘いため、定期的に取り換えをせねばなりません。
部品交換を定期的に行わなければ、ドイツ車の故障率は大きく高まります。

2.日本の気候にドイツ車そのものが合わない

日本にはドイツと違い、四季があります。
30度を超える暑い夏、氷点下を下回る冬にも耐えられるよう、日本車は作られているのです。

一方のドイツ車は、日本車のようなさまざまな気温変化に耐えられるつくりをしていません。
高温多湿かつ潮風の影響もある日本の気候はドイツと比べて過酷すぎます。
そのため、日本におけるドイツ車の故障率は本土と比べ高いのです。

3.メンテナンス代が高額で点検をしづらい

パーツが高額で施工費もかかりがちなドイツ車は、国産車と比べメンテナンスがしにくいです。
整備の行える工場そのものも少ないため、メンテナンスに通うのが億劫となる方もいるでしょう。
点検が頻繁に行えないと、小さな故障を見逃しがちとなります。

小さな不具合の積み重ねは、大きな故障を招く1番の原因です。
部品交換・メンテナンスが不十分になりがちな日本では、ドイツ車の故障率が上がってしまいます。

【ランキング】故障しにくいドイツ車3選

ここでは、ドイツでも故障率が特に低い車メーカーを紹介します。

1. ポルシェ
2. フォルクスワーゲン
3. アウディ

メーカーのメリット・実績を、以下で詳しく解説するのでぜひご覧ください。

1.ポルシェ

水冷エンジン搭載の、故障しにくい車種が多いメーカーがポルシェです。
以下の3つが、ポルシェが作る車の特徴となります。

1. 高性能な水冷エンジンを搭載しており運転性能が高く故障しにくい
2. メンテナンスフリーで故障が少ない
3. エンジン性能は特に高くなかなか故障しない

J.D.パワーの故障率調査では、なんと日本車に匹敵する2位を獲得しています。

2.フォルクスワーゲン

J.D.パワーの「日本自動車耐久品質調査」で世界4位の実績を誇るドイツ車メーカーが、フォルクスワーゲンです。
フォルクスワーゲンの車には、以下3つのメリットがあります。

1. 新車の故障率が特に低い
2. 適切なメンテナンスを行えば、10年以上乗り続けられる個体もある
3. 独自の5年保証で長期乗車も安心

日本の代理店も多いフォルクスワーゲンで新車を買えば、適切なサポートを受けつつ車の故障率を下げられます。

3.アウディ

不具合指摘件数が輸入車ブランドの中でも少ないドイツ車メーカーが、アウディです。
「輸入車では最も壊れにくい」という名誉ある称号を手にした実績を持ちます。
アウディを購入するメリットは、以下の3つです。

1. 延長メンテナンスプログラムを実施している
2. 路上故障補償を5年目まで延長できるプランがある
3. 日本車に匹敵するほど不具合が少ない

もともとの性能のよさと、充実した定期メンテナンスプランを合わせ持つのが、アウディの魅力といえるでしょう。

故障しやすいドイツ車の特徴3つ

「ドイツ車を買いたいけど、故障やすい車に当たると嫌だな…」
そう悩むカーオーナーの方は、少なくないはずです。
故障しやすいドイツ車の特徴を知れば、すぐ壊れる危険な車を買う可能性は下げられます。

故障しやすいドイツ車の特徴は、主に以下の3つです。

1. ディーラー認定のない一般中古車
2. 年式が10年以上前の古いドイツ車
3. 走行距離が多くエンジンの摩耗が心配される車

3つの条件すべてが揃った車は、故障率が非常に高く危険といえます。
特にデータ登録がなく素性の分からない、一般中古車の購入は避けましょう。

まとめ

近年ではドイツ車の故障率は日本車に匹敵するほど低くなり、故障しやすい不名誉な称号は払しょくされつつあります。
記事内で紹介したポルシェ・フォルクスワーゲン・アウディは特に故障しにくい車種です。

あなたもぜひ記事を参考にし、ぜひ故障しにくいドイツ車を選んで購入してはいかがでしょうか。

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