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ブレーキパッドへのグリスの塗り方を解説!塗る・塗らない部分も紹介
2023年01月26日
「車のブレーキパッドにグリスを塗りたいけど、塗り方がわからない……」
そうお悩みのカーオーナー必見、この記事ではブレーキパッドへうまくグリスを塗る方法を詳しく解説します。
ステップ別に分けグリスの塗り方を解説するので、車についての知識が浅い方でもブレーキパッドの扱い方を理解できるでしょう。
ブレーキパッドにグリスを塗る際の注意点や、新品のブレーキパッドにグリスを塗るべきかどうかも解説するので、ぜひご覧ください。
ブレーキパッドへのグリスの塗り方4ステップ
「ブレーキパッドへのグリスの塗り方がわからない……」
「グリスを塗る前・塗ったあとの部品解体作業はどうすればいいの?」
上記の悩み・疑問を抱える方に向けて、ここではブレーキパッドへのグリスの塗り方を4ステップで解説します。
STEP1 | ブレーキパッドを取り出す |
STEP2 | 各パーツの汚れを落とす |
STEP3 | パーツにグリスを塗る |
STEP4 | パーツを元の位置に戻し点検をする |
ブレーキパッドを自身でグリスアップしたい方は、必見の内容です。
STEP1.ブレーキパッドを取り出す
ブレーキパッドにグリスを塗るには、まずパッドのピンを緩め、パーツを外す必要があります。
ブレーキパッドを外す手順は、以下の通りです。
1. キャリバーの下側にあるボルトを外す
2. ブレーキのホース・ピストンの連結を確認しレバーを押し出す
3. 押しながらピストンを取り外しパーツを解体する
ブレーキパッドの解体は複雑に見えて、実は単純な作業です。
パーツそのものも大きいため、コツをつかめば簡単にブレーキパッドを解体できます。
STEP2.各パーツの汚れを落とす
パーツを取り出したら、ブラシなどを使いパッドを清掃してください。
汚れを特に重点的に落としたい箇所は、サポートプレートとブレーキパッドが接する面です。
汚れには頑固なものもあるため、スチール素材の車用ブラシを使うとよいでしょう。
ブレーキパッドの清掃を行うと、グリスが馴染みブレーキ鳴きも少なくなります。
古いグリスを落とすと、ブレーキダストを少なくする効果も見込めるため、汚れ落としはしっかり行いましょう。
STEP3.パーツにグリスを塗る
清掃を終えたら、ブレーキパッドにグリスを塗ってください。
グリスを塗る箇所はブレーキパッドが面で接する部分です。
ブレーキパッドが外に向いている部分には、グリスを塗らなくて構いません。
ブレーキグリスにはスプレータイプとペーストタイプがあるので、好みのものを選びましょう。
グリスはカー用品店などに行けば購入できます。
ペーストグリスの場合には、キャリパーピストンの接触部にも塗布しましょう。
リテーナーとパッドの接触部にも、グリスを塗ってください。
STEP4.パーツを元の位置に戻し点検をする
すべての箇所にグリスを塗ったら、元通りにパーツを組み直します。
ブレーキパッドを装着したらキャリバー本体をかぶせ、スライドピンボルトを35~40N.mの範囲で固定しましょう。
装着を行ったあとには、必ずフットブレーキをポンピングし、点検を行ってください。
点検を行わないとブレーキが利かず、事故を起こす危険性があります。
確実にブレーキが効いているかを確認し、グリスアップを終了しましょう。
ブレーキパッドグリスの塗り方の注意点2つ
グリス塗りの際には、注意しなければならないポイントもいくつかあります。
ブレーキパッドグリスの塗り方の注意点は、主に以下の2つです。
● 表面には塗らない
● はみ出たらすぐふき取る
注意ポイントを守り、ブレーキパッドのグリスアップを上手に行いましょう。
1.表面には塗らない
ブレーキパッドがサポートプレートに接しない部分には、グリスを塗らないでください。
効果がないだけでなくブレーキパッドを汚し、ダストが発生してしまう原因になるためです。
ブレーキパッド全体にグリスを塗ると、手を汚してしまうリスクもあります。
塗らなくてもいい箇所にグリスを塗るとコスパも悪くなるため、必要箇所以外には塗布しないのがベストです。
2.はみ出たらすぐふき取る
ブレーキパッドについたグロスは、時間が経過するとなかなか取れなくなります。
塗りたい箇所とは違う部分にグリスがついたら、ダスト防止のためすぐにふき取りましょう。
もしグリスが完全に乾いてしまったら、布やワイヤーブラシなどでこすり落としてください。
新品ブレーキパッドにもグリス塗りは必要?
新しいブレーキパッドにも、グリス塗りをするとよいケースがあります。
それは、ブレーキ鳴きが気になる場合です。
新品のブレーキパッドだったとしてもグリスがしっかり塗られておらず、キーキーと音が出るのは珍しくありません。
新品のブレーキパッドから異音がする場合には、グリスアップを行いましょう。
まとめ
ブレーキパッドへのグリスの塗り方を、当記事では紹介しました。
グリスを塗るメンテナンスは、ブレーキパッドの機能を保つために必要な作業です。
記事を参考にし、ブレーキパッドのグリス塗りをぜひ行ってはいかがでしょうか。