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サーキット用ブレーキパッドの特徴と選び方・人気メーカーも紹介

2023年02月26日

「サーキット用ブレーキパッドを探しているけれどどれがよいのかわからない」
「サーキット用とそれ以外のものってどう違うの?」
などとお悩みの方は、本記事が参考になります。

本記事では、サーキット用ブレーキパッドの特徴、ほかのタイプのブレーキパッドとの違い、サーキット用ブレーキパッドの選び方について解説します。
また、人気のサーキット用ブレーキパッドメーカーも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

サーキット用ブレーキパッドの特徴と選び方・人気メーカーも紹介

サーキット用ブレーキパッドの特徴

ブレーキパッドには用途別でいうと以下の3つの種類があります。

● ストリート用(純正ブレーキパッド)
● スポーツ用
● サーキット用

それぞれの特徴を表にしました。

タイプ 特徴
ストリート用 ●  街乗り用の純正ブレーキパッド

●  ノンアスベスト素材のものが主流

●  低ダスト、低ノイズの製品が多い

●  初期制動の効きがよい

スポーツ用 ●  スポーツ・街乗り両方に使える

●  低温時の性能も制動性が高い

●  セミメタリック素材の製品が主流

●  気軽にスポーツ走行を楽しみたい

サーキット用 ●  モータースポーツ専用

●  メタリック系素材が主流

●  低温時に制動力が上がりにくい

●  ストリートでの使用は危険

サーキット用のブレーキパッドは低温時の制動力が上がりにくい点が、ストリート用と大きく異なります。
サーキット走行をする場合には、「サーキット用ブレーキパッド」を選ぶ必要があります。

用途に合ったブレーキパッドを選択しないとブレーキの効きが悪くなり、とても危険です。

サーキット用ブレーキパッドの種類|素材別に解説

ブレーキパッドの素材は、大きくわけて以下の4種類です。

● ノンアスベスト素材
● セミメタリック素材
● カーボンメタリック素材
● メタリック素材

この4つのうち、サーキット走行で利用されるのは、セミメタリック素材、カーボンメタリック素材、メタリック素材の3種類です。

サーキット用ブレーキパッド3種類について、それぞれの特徴を解説します。

1.セミメタリック素材

セミメタリック素材のブレーキパッドは、街乗りもサーキット走行も両方できるオールラウンダータイプです。
週末だけサーキット走行を楽しみたい方に人気となっています。

車の制動性が高く、コントロール性の高さが特徴です。
しかし、ブレーキの鳴きが起きやすく、ホイールが汚れやすい点がデメリットです。
街乗りもしつつ、サーキット走行も楽しめるため、最も実用的なサーキット用ブレーキパッドだといえるでしょう。

2.カーボンメタリック素材

カーボンメタリック素材のブレーキパッドは、カーボンファイバーとスチール繊維が基材として使われています。
耐熱性に優れているため、サーキット用のブレーキパッドとして用いられるケースが多いです。

ブレーキの効きがよく、制動性の高さが特徴となります。
しかし、ローターへの攻撃性があるのがデメリットです。
主にスポーツカーなどで使われています。

3.メタリック素材

メタリック素材のブレーキパッドは、文字通り金属を基材として使用しています。
耐熱性が高く、レーシングカーなどサーキット用のブレーキパッドとして使われているタイプです。

低温時はブレーキの効きが悪くなる場合があるため一般の街乗り用としての利用には不向きです。
メタリック素材のブレーキパッドは、街乗りでは使わないようにしましょう。

また、ダストが出やすい、ブレーキ鳴きが起きやすいデメリットがあります。

サーキット用ブレーキパッドの選び方

前述した通り、サーキット走行をする際には、「サーキット用ブレーキパッド」を選ぶ必要があります。
ただし、サーキット用ブレーキパッドもさまざまな種類があり、悩んでしまう場合が多いでしょう。

サーキット用ブレーキパッドを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
● 運転スタイル(サーキットのみ、街乗り&サーキットなど)
● 性能(制動性、低ノイズ性、低ダスト性、耐摩耗性など)

これらの観点から自分に合ったブレーキパッドを選ぶとよいでしょう。
さらに、メーカーで選びたい方もいらっしゃると思いますので、次に人気メーカーをご紹介します。

サーキット用ブレーキパッド|人気メーカーを紹介

「サーキット用ブレーキパッドを購入したいけれど、たくさんあってどれを選んだらよいのかわからない」とお悩みの方に向けて、人気メーカーをご紹介します。

プロも勧めるサーキット用ブレーキパッドは以下の5つです。

1. デイトナ「ゴールデンパッド」
2. Zcoo「セラミックシンタード TypeC」
3. Metallico「セラミックカーボン SPEC03」
4. Endlless「レーシングシンタードPROⅡ」
5. RK「Mega Alloy X」

そのほかにも、サーキット用ブレーキパッドを扱っているメーカーはたくさんあります。
ぜひ比較検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

「サーキット用ブレーキパッドを探しているけれどどれがよいのかわからない」
「サーキット用とそれ以外のものってどう違うの?」

このような点でお悩みの方に向けて、本記事ではサーキット用ブレーキパッドの特徴、ほかのタイプのブレーキパッドとの違い、サーキット用ブレーキパッドの選び方について解説しました。

また、人気のサーキット用ブレーキパッドメーカーも紹介しましたので、好みに合ったブレーキパッドに交換してはいかがでしょうか。
本記事がサーキット用ブレーキパッドをお探しの方のお役に立てば幸いです。

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