2023年03月28日

ドイツ車や日本車は、どちらの車を選べばよいのか悩んだ経験はありませんか？
さまざまな憶測などがあり、噂話だけで購入を検討するシーンも少なくないでしょう。
この記事では、ドイツ車や日本車それぞれのもつメリットやデメリットについて解説します。

具体的にどのような違いがあるのかをそれぞれの車種で比較するので、購入時の参考にしてください。

ドイツ車と日本車を比較

ドイツ車と日本車は、同じ車でありながらさまざまな違いがあります。
具体的に以下の点からドイツ車と日本車を比較します。

	ドイツ車	日本車
デザイン性	上質なデザイン	愛されるようなデザイン
価格帯	高め	安め
故障率	電装系が弱い	あまり故障しない
燃費率	あまりよくない	低燃費

それぞれの特徴を理解したうえで、購入を検討するときなどの参考にしてください。

1：デザイン性

ドイツ車は、上質なデザインが特徴的なため、高級感ある車に乗りたい方は購入を検討してもよいでしょう。
日本車は、どのような方からでも愛されるようなデザインを目指して作られています。

ドイツ車
・街に馴染むようなデザインを考えている
・美しいデザインを追及している

日本車
・万人受けするデザインで考える
・横から見たデザインのためタイヤとのバランスなどは考えていない

ドイツ車は、売れる車を作る流れよりも、美しいデザインを描く流れがあります。
日本では誰にでも愛されるような車を作るため、販売目的としている点から、デザインの魅力に差が生じます。

しかしながら、近年の日本車は攻めたデザインのものが増えているため、失敗を恐れない姿勢が評価されているようです。

2：価格帯

ドイツ車と日本車を比較すると、価格が高いのはドイツ車です。
その理由は以下の点が考えられます。

・輸送費がかかる
・基本的に高い価格で販売されている

ドイツ車は、基本的に車両価格が高いです。
そのうえ、ドイツから国内へ輸送するときは船で運ばれる際に発生する輸送費がプラスされ、高くなってしまうのです。
また、車両価格に対して10%の保険をかけるため、購入金額が高くなってしまいます。

日本車は、輸送費などがかからないためプラスの費用が発生しない点や購入を検討しやすい価格帯で販売している特徴があります。
また、ドイツ車と同様に先進技術が導入しているため、安心して乗れる点も利点といえるでしょう。

3：故障率

ドイツ車と日本車では、故障率は違うのでしょうか。

・ドイツ車：電装系が弱い
・日本車：故障率は低い

ドイツ国内において、日本車の評価は次のような意見があります。

・故障が少ない
・コストパフォーマンスに優れる
・環境配慮車両の技術で世界をリードしている

日本で作られている車両は故障しにくいため、コストパフォーマンスがよいとされます。
しかしながら、ドイツの環境で走らせるには適していない可能性があり、そういった点はネガティブな印象です。

ドイツ車は、日本の湿気が多い環境に向いておらず、電装系が故障しやすいです。

4：燃費率

ドイツ車と日本車の燃費性能はどういった違いがあるのでしょうか。
一般的には、日本車の燃費性能が高いと考えられています。
その理由は、それぞれの国で走らせる環境が異なる点です。

具体的には以下の通りです。

	速度制限
一般道（都市部）	100km/h
一般道（市街地）	50km/h
一般道（中心地）	30km/h
アウトバーン	100～130km/h

また、速度制限の規制がない区間もあるため、基本的には走行スピードの速い車両が多くあるのです。

日本国内では、高速道路においては基本的に最高時速100km/hが一般的で、一般道路については60km/hと定められています。（標識・標示による速度指定がない場合）
そのため、日本車とドイツ車では、ドイツ車の方が一般道路を走る場合では燃費が悪くなるのです。

速度域が違うため、乗り心地についても異なる傾向があります。
のんびり車を走らせたい方にとっては、日本車の方が安心感でき、高速道路を走る機会が多い方にとってはドイツ車の方が心地よく感じられるでしょう。

ドイツ車と日本車のメリット・デメリットとは

ドイツ車と日本車では、国の事情により車の作り方が異なるため良し悪しが異なります。
ここでは、日本国内で乗る場合に生じるメリットやデメリットを解説します。

メリット・デメリットから購入時は検討する材料にしてください。

メリット

それぞれのメリットについては以下の通りです。

	メリット
ドイツ車	高い速度域で走るときの安定性が高い 衝突時の被害軽減を配慮した車づくり
日本車	誰でも求めやすい価格帯 安全面や居住空間に配慮した車づくり

そのため、長距離・高速道路を走る可能性が高い場合はドイツ車が向いています。
反対に、近距離走行が多く、安全性を重視する場合は日本車が向いているでしょう。

デメリット

それぞれのデメリットについては以下の通りです。

	デメリット
ドイツ車	一般道を走る場合には燃費性能が悪い 湿気により電装系が故障する
日本車	耐久性がドイツ車と比較すると低い デザインに魅力を感じられない可能性がある

国内の環境では、致し方がない点もあります。
ドイツでは、高速域で走らせる車を作っているため、燃費性能が悪く感じる方もいます。
その反面、日本車は低燃費を目指した結果、耐久性が低くなっているためデメリットです。

しかしながら、車を所有したときの管理方法によって、故障しやすさや燃費性能についても変動します。
定期的な点検をして、車の状態を良好にしておくと大きなデメリットになりません。

まとめ

車を購入するとき、どのように選んだらよいか悩むことでしょう。
高速道路を走る機会が多い方はドイツ車であれば快適な運転が楽しめます。
反対に、低燃費を重視するのであれば日本車が向いています。
車を購入する際には、それぞれの特色を理解したうえで、選ぶようにしましょう。