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ブレーキパッドの寿命年数は決まっている?交換するタイミングを解説

2023年03月27日

ブレーキパッドは、定期的に交換したほうがよいパーツの一つです。
車の点検などでも「ブレーキパッドをそろそろ交換したほうが」と提案された経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、ブレーキパッドの交換するタイミングについて解説します。
合わせて、ブレーキパッドの役割や寿命についても紹介するので参考にしてください。
ブレーキパッドを定期的に交換して安心を手に入れましょう。

ブレーキパッドの寿命年数は決まっている?交換するタイミングを解説

ブレーキパッドは安全を確保する重要なパーツ!

ブレーキパッドは、車の動きを減速・停止させるために大切なパーツです。
使用期間が長くなると、摩耗するためブレーキの効きが悪くなってしまうため、定期的に交換しなくてはなりません。

ブレーキは、車種によってシステムが違います。
主に以下の2種類があります。

・ディスクブレーキ:ディスクローター、ブレーキキャリパー、ブレーキパッド
・ドラムブレーキ:ブレーキシュー

多くの車種に採用されているのが、ディスクブレーキシステムです。
タイヤの内側にあるブレーキパッドが、タイヤの回転を止める仕組みになっています。
安定した制動力、放熱性に優れているなどメリットが多くあります。

ブレーキパッドの寿命年数は4年~5年

ブレーキパッドは、使用年数に応じて交換が必要です。
具体的には、4年〜5年の年数が目安です。
ブレーキをかけているときは、200度〜300度の高温になるため、経年劣化により制動力が落ちてしまいます。

具体的に、寿命が決まっている理由と交換時期について解説します。

パッドは摩擦ですり減る

ブレーキは、摩擦によって減速し、車を停止する装置です。
パッドの表面がすり減っていくため、定期的に交換しなくてはなりません。
ブレーキが効きにくくなると、制動距離が伸びてしまうため、止めたい位置で停止できない可能性があり危険です。

具体的には以下のような変化が生じます。

ブレーキパッド 厚み
新品 10mm
中古品 2mm~5mm

車の使用頻度によって、ブレーキパッドの減り方は変わります。
交換するべきタイミングは決まっており、ディーラーでは5mm程度の厚みが推奨時期です。

使用限度は、2mm~3mm程度と言われており、それ以下になるとブレーキが効かなくなります。
ブレーキローターを損傷する可能性が高くなるためです。

安全のためにも必ず、車を点検に出して定期的な交換を検討してください。

走行距離が5万kmを超えたら点検しよう

ブレーキパッドの交換時期は、厚み以外でも把握できます。
走行距離が10,000kmを過ぎるとパッドが1mm程度、摩耗により減ると考えられています。
そのため、新品のブレーキパッドでは、走行距離が30,000km~50,000km程度になったタイミングで交換するとよいでしょう。

しかし、普段の運転や走行環境によっては上記の限りではありません。
急ブレーキになる場面が多かったり、カーブや坂が多い道を走る機会が多かったりするときは、減り方が一般的な場合より早い可能性があります。

ブレーキパッドの交換が必要な理由とは

ブレーキパッドを定期的に交換しないとどうなってしまうのでしょうか。

ブレーキパッドを交換しないでいると、制動力が落ちてしまいます。
制動力が落ちてしまうと、危険回避をする場面に動作できず、大きな事故につながる可能性があります。

また、フェード現象の可能性が高くなるため注意してください。

フェード現象は、下り坂などでブレーキの踏み過ぎにより止まりにくくなる症状で、大きな事故につながる可能性があります。
パッドが高熱になり摩擦力が減ってしまい発生するものです。

定期的にブレーキパッドを交換して、危険を未然に防ぐようにしましょう。

依頼先によって費用相場は異なる

ブレーキパッドは、ディーラーやカー用品店、整備工場などで交換を依頼できます。
基本的に、ディーラーでは純正パーツを使用するため費用が高くなり、反対に整備工場やカー用品店では汎用パーツを使用するため安く交換ができます。

具体的には、以下の通りです。

交換部位 費用相場
ブレーキパッド費用 軽自動車:7,000円

普通自動車:8,000円

工賃 軽自動車:6,000円

普通自動車:8,000円

基本的に、ブレーキパッドを交換するときは、フロントもしくはリアのタイヤ左右で1セットの費用です。
あくまでも目安なので、依頼するときは見積もりを出してもらいましょう。

異音が聞こえたら要注意!すぐに点検へ

ブレーキを踏んだときに異音が聞こえたら注意してください。
異音がするときは、ブレーキパッドが摩耗しているためです。
「キーキー」といった音が聞こえた場合は、車を点検に出してください。
ブレーキを踏むと異音がする症状を伝えると、すぐに対応してくれます。

警告灯が点灯し、ドライバーに交換を促す場合もあります。
ブレーキパッドに組み込まれている電線が切れて警告灯が点灯する仕組みです。
異音と同様に、警告灯が点灯したとディーラーや整備工場などで伝えてブレーキパッドを交換してもらいましょう。

まとめ

ブレーキパッドは、4年~5年程度の寿命があり、定期的に交換しなくてはいけません。
具体的には、厚みが5mmになったタイミングや走行距離が30,000kmを超えた頃に検討するとよいとされます。
また、定期点検のタイミングで点検を依頼するとスムーズに行えます。

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