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輸入車のブレーキディスクを交換する時期とは?国産車との違いも解説

2023年05月23日

車を安全に走行させるために、ブレーキは重要なパーツです。
安全を確保するため、ブレーキの点検や整備を確実に行うことが重要です。

車のブレーキには、ディスクブレーキとドラムブレーキのどちらかが採用されています。
輸入車はディスクブレーキを採用しているため、国産車と比較すると摩耗が高い傾向があり、定期的な交換が必要です。

この記事では、輸入車のブレーキディスクを交換する時期について解説します。
また、交換するときの特徴や注意点、メンテナンス方法についてもお伝えするので参考にしてください。

輸入車のブレーキディスクを交換する時期とは?国産車との違いも解説

ブレーキディスクはどういう部品?

ブレーキには、「ディスクブレーキ」と「ドラムブレーキ」の2種類があります。

ディスクブレーキは、金属の円盤(ブレーキディスク)をパッドで挟み込んで制動させます。
安定した制動力を得られるため前輪のブレーキに採用されることが一般的です。

高級車やスポーツカーなどは前後共にディスクブレーキが採用されています。

ドラムブレーキは、ブレーキシューをドラムの内側に押し当てて作動する仕組みです。
一般的には、ドラムブレーキとディスクブレーキを組み合わせています。

【比較解説】ドラムブレーキとの違い

ドラムブレーキとディスクブレーキは、メリット・デメリットがあります。

具体的には、以下のような点です。

ディスクブレーキ ドラムブレーキ
メリット
  • コントロール性が高い
  • 放熱性が高い
  • 水分や汚れをはじきやすい
  • メンテナンス性に優れている
  • 制動力が高い
  • ブレーキが鳴きにくい
  • 製造コストが低い
デメリット
  • 制動力が低い
  • 製造コストが高い
  • コントロール性が低い
  • 放熱性が悪い
  • 構造が複雑
  • 分解や組み立てに専用の工具が必要

車種や運転の環境によって、採用される機構が決まります。

【解説】輸入車にディスクブレーキが採用される理由

輸入車では、高速域で運転する場面が多くあるため、熱がこもりにくいディスクブレーキを採用しています。
そのため、必然的に国産車と比較するとブレーキディスクの減りに差が生じるのです。

国産車の場合、前輪にはディスクブレーキ、後輪にドラムブレーキと前後で異なる機構を採用している傾向があります。

輸入車の場合は、前後どちらにもディスクブレーキを採用しています。
高速道路を巡行させる乗り方がメインとなるため、放熱性の高いディスクブレーキが安全なのです。

ブレーキディスクを交換する時期はいつ?

ブレーキディスクは、定期的な交換が必要です。

具体的に、交換するタイミングの目安について解説します。

【ここがポイント】交換時期の目安を紹介

交換時期の目安を判断するポイントは、ブレーキパッドの厚みや車から聞こえる音、走行距離などです。

厚み 国産車の場合:2~3mm

輸入車の場合:4mm

キーキーと金属の擦れるような音が聞こえる
走行距離 普通自動車:3~4万km以上

軽自動車:4~5万km以上

輸入車:2~3万km以上

一般的に、新品のブレーキパッドは10mmの厚みがあるものの、走行1万kmで1mm程がすり減るため定期的な交換が必要です。

また、パッドウェアインジケーターにより、パッドの交換が必要なタイミングになると警告灯が点滅します。
車がドライバーに教えてくれているタイミングのため、逃さないようにしましょう。

【パーツ別】交換費用

ディスクブレーキは、ブレーキパッド、ブレーキディスク、ブレーキキャリパーで構成されており、定期的な点検が必要です。

役割 交換費用
ブレーキパッド ブレーキディスクを挟み込み摩擦で回転を減速させる部品 軽自動車:13,000円~

普通車:16,000円~

輸入車:10,000円~50,000円(1セット)

ブレーキディスク タイヤのホイールと回転している部品 20,000~30,000円(1輪あたり)
ブレーキキャリパー ブレーキディスクにブレーキパッドを油圧で押し付ける部品 15,000~50,000円(オーバーホールの場合)

交換費用は、依頼先によって工賃やパーツ費用に差が生じます。
もし、安く済ませたい場合、複数社で見積もりを出して検討しましょう。

ブレーキパッドの交換をする場合には、30年以上の歴史と実績を持つクランツ株式会社へご相談ください。
ホイールを汚さないブレーキパッドを製造しており、耐久性が高いのが特長です。

ブレーキディスクの交換にまつわる話

ブレーキディスクは、摩耗したまま放置すると止まりにくくなってしまいます。
最終的には、ブレーキを踏んでも思うように止まらなくなり重大な事故につながる可能性があります。

事故を未然に防ぐためには、定期的な点検や交換が必要です。
必要な理由やブレーキまわりのケアについて、具体的に解説します。

交通事故のリスクを下げる効果

車の基本性能は「走る・曲がる・止まる」です。
基本性能が十分に作用していない状態では、安全な運転の維持が難しく交通事故につながる可能性があります。

安全な運転をするためにも、ブレーキは基本性能の根幹を担う重要な部品です。
そのため、定期的なメンテナンス・交換を実施し、常に最善のパフォーマンスを発揮できるようにしなくてはなりません。

ブレーキダストの除去も忘れずに

ディスクブレーキは、構造上、金属同士が擦れ合うためブレーキダストが発生します。
ブレーキダストがホイールに付着している場合、部品が摩耗している状態です。
放置すると落ちにくくなってしまうため、洗車をして綺麗に保つことも大切です。

定期的な点検や洗車をしてディスクブレーキの状態を確認しましょう。

まとめ

この記事では、ディスクブレーキの特徴や交換費用の相場などをお伝えしました。

輸入車では、前後どちらもディスクブレーキを採用しています。
また、車を走らせる環境の違いにより、国産車と比較すると輸入車の方がブレーキディスクの摩耗が早い傾向にあります。

安心・安全・快適に車を乗るためにも、ブレーキディスクの定期的な点検や整備を必ず行ってください。

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