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車に激落ちくんを使ってしまった!メラミンスポンジの傷への対処法
2023年06月21日
激落ち君はメラミンスポンジという物質であり、こすると車へ逆に傷をつけてしまうため使用は控える方がよいと考えられます。
この記事では、車に激落ちくんを使ってしまったときの対処法を紹介します。
対処に必要な道具や細かい手順、激落ちくん以外に使える傷消し可能な代用品の道具についても紹介しますので参考にしてください。
記事を読めば、激落ちくんを使ったために、つけてしまった傷へ対処できるため、メラミンスポンジで愛車に傷をつけてしまい悩んでいる方は必見です。
車に激落ちくんを使ってしまった!研磨剤で対処しよう
車のボディをきれいにするため、激落ちくんを使ったとき、傷になってしまう可能性があります。
具体的な対処方法を紹介します。
1.必要なものを用意する
2.細目コンパウンドで研磨する
3.中目と極細で仕上げ研磨をする
以下で、各手順を詳しく解説しますのでぜひご覧ください。
1.必要なものを用意する
傷を改善する際に用意するものは以下の通りです。
・コンパウンド(細目・極細・中目)
・ウエス3枚
コンパウンドは液体状のものでもチューブでも、どちらでも構いません。
ウエスはマイクロファイバー製のものを使用するとよいでしょう。
コンパウンドの種類に合わせて使い分けるため、最低でも3枚用意してください。
2.細目コンパウンドで研磨する
まずは細目のコンパウンドをウエスにのせて、車のボディを磨いていきます。
研磨範囲が小さい場合は1滴、大きい場合は2~3滴が目安です。
ウエスで研磨剤を均一に広げながら、こするように磨いてください。
一箇所強く磨くのではなく、全体のバランスを考えつつ磨くのがコツです。
3.中目と極細で仕上げ研磨をする
細目での研磨が終わったら、コンパウンドを変えて中目・極細でも研磨します。
研磨をする際には、新しいウエスにしてください。
基本的には、コンパウンドを変えるごとにウエスを取り替えましょう。
もし、最後まで研磨処理をしても、できてしまった傷が消えない場合は、もう一度最初からやり直し研磨をしてください。
傷が目立たなくなったら完成です。
コーティングなどが剥がれてしまっている場合は、早めに再度コーティング処理を行ってください。
車に激落ちくんを使ってしまった|なぜいけないのか?
車の傷消しに、メラミンスポンジなどは使ってはいけません。
ここでは、使ってはいけない理由を解説します。
具体的には、以下の2点です。
・車を傷つけやすい
・つや出し塗装を剥がしてしまう
それぞれについて解説します。
1.メラミンスポンジが車を傷つけやすい
激落ちくんは、基本的にやわらかいといわれることが多いですが、メラミン素材のため、実は非常に硬い物質でできています。
そのため、傷の研磨に使うと車の素材や塗装面などを傷つけてしまうことが多い傾向にあります。
大切な愛車の傷を消すつもりで使用したら、逆に傷を増やしてしまう悲しい事故があとを絶たないのです。
塗装を剥がしてしまったり、車の素材に傷をつけてしまったりしては本末転倒なため、はじめから激落ちくんを傷消しに使わないのが賢明といえるでしょう。
塗装面やガラスはもちろん、プラスチック部品などに使うのもNGです。
2.メラミンスポンジがつや出し塗装を剥がしてしまう
激落ちくんのデメリットは、車に傷をつけかねない点です。
そのほかにも、危険な要素があります。
それが、塗装の上に乗ったコーティングを剥がしてしまうことです。
激落ちくんは、車の塗装自体を剥がすことがないものの、塗装の上に塗っているつや出し加工やウォータープルーフなどを剥がしてしまう可能性が高く危険です。
塗料が剥がれていないのに、こすった部分の色だけがくすんでいる場合はコーティング剤を剥がしてしまった状態のため、早めに対処しましょう。
また、この場合には一箇所だけがコーティングの恩恵を受けられないため、車が汚れやすくなったり金属部分のサビが発生しやすかったりする可能性があります。
大切な車のコーティングを守りたいなら、激落ちくんの使用を控えるべきです。
車に激落ちくんを使ってしまった|起こる異常を部位別に紹介
メラミンスポンジの激落ちくんで傷消しをした場合、起こる異常は以下の通りです。
部位 | 起こる異常 |
車の塗装面 | 色落ちやコーティングの剥がれ・傷の発生 |
プラスチック部分 | 傷の発生 |
ガラス | ガラスコーティングの剥がれ・傷の発生 |
レザー部分 | 大幅な革の色落ち |
これらの箇所には、激落ちくんを使わないようにしてください。
車に激落ちくんは使えない|メラミンスポンジ以外の傷消しグッズ3選
比較的安全に傷消しができる、激落ちくん以外のグッズを紹介します。
・コンパウンド
・細かい傷消しができるカーシャンプー
・タッチアップペン
各用品の使い方を解説します。
1.コンパウンド
コンパウンド磨き剤は、さまざまな粒子の研磨剤を使用した傷消しの本格派商品です。
そのため、丁寧に傷消しの処理を施しやすい傾向があるため、激落ちくんでできてしまう不自然な傷跡を残しません。
コンパウンドには以下のような種類があります。
・液体タイプ
・チューブタイプ
・研磨スポンジ付き
手入れをしたい部位別の商品も販売されているので、用途に応じて使い分けましょう。
2.細かい傷消しができるカーシャンプー
カーシャンプーの中には、細かい傷を消せるものが存在します。
これらのシャンプー類は、何度も洗車をするうちに傷を目立たせなくなる仕様です。
洗車を行う中で自然に傷が消えていくため、手間をかけずに傷を消せるため強い味方です。
車の傷消しを失敗するのが不安な方や、手入れに手間をかけたくない方はぜひ利用しましょう。
3.タッチアップペン
やや大きめの傷や引っ掻いたような傷には、タッチアップペンが便利です。
車と同じカラーを選ぶと、傷に塗るだけで目立たなくなるでしょう。
専用のスプレー缶をペンに取りつけ、塗料を広い範囲に散布できるものもあります。
車に合った同じ色を選ばなければきれいに色が決まらないため、車に詳しい店員がいるカー用品店で購入してください。
まとめ
車の傷消し処理に激落ちくんを使い、傷をつけてしまったときの対処法をまとめました。
メラミンスポンジと呼ばれる硬い物質でできている激落ちくんは、車の表面を研磨するには不向きです。
車のボディの塗装面などにできた傷を消したり、汚れを落としたりするときには、専用のカー用品を使用しましょう。
大きな傷を消す際には、自己処理ではなく業者へ依頼すると安心です。
ボディパーツの傷がひどい状態になったときには、交換も検討するとよいでしょう。
ブレーキパッドの交換を検討するなら、高い耐久性能に定評のあるクランツの製品をぜひご利用ください。