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外車の維持費が高い理由と賢い選び方を紹介
2023年08月24日
外車は購入費用のみならず維持費がかかる点を懸念して、購入を渋っている方も多いのではないでしょうか。
実際、国産車よりも費用がかかってしまう可能性はあるものの、維持費を抑える方法があるので一概にはいい切れません。
この記事では、外車の維持費が高い要因と維持費を抑えるための方法を紹介します。
維持費を抑える方法を理解すれば、雲の上の外車が手の届くところまで近づいてくるでしょう。
外車を選ぶメリット
車好きなら一度は憧れる外車を選ぶメリットは以下の通りです。
・国産車にはないスタイリッシュなデザイン
・爽快感のある走行性能
・車好きに刺さる細部へのこだわり
特に映画のカーアクションに使用されるスポーツカータイプの外車は、日本国内でも人気です。
一度道路に出れば、車好きの方から羨望の眼差しを向けられるでしょう。
また、内装にこだわりをもって車を製造しているメーカーが多くあります。
内装も妥協を許さないこだわりも、外車が欲しくなるきっかけになるでしょう。
外車の維持費が高い3つの要因
外車は人気が高い一方、維持費が高いため購入を諦める方も多くいます。
外車の維持費が高い原因は以下の3点です。
1.保険料
2.燃料費
3.メンテナンス費・修理費
外車の維持費が高い理由を1つずつ理解したうえで、購入の検討材料にしてください。
①保険料|任意保険で差が出る
国産車・外車問わず、自動車の保険には自賠責保険と任意保険があります。
違いは以下の通りです。
自賠責保険 |
|
任意保険 |
|
任意保険の場合、車種ごとの事故実績に基づく「型式別料率クラス」で保険料が決まっています。
そのため、外車の任意保険は高く設定されている可能性があるため覚えておきましょう。
海外では高速道路などにおいて速度域が日本よりも高く設定されています。
その点から、スピードを出しやすい設計になっており、保険料が高く設定されているケースが多くあります。
②燃料費|燃費が2倍違う外車も
車の製造において、国産車と外車で重要視している機能は異なります。
具体的な違いは以下の通りです。
・国産車:長距離ドライブを前提とした燃費の良さを重視
・外車:燃費よりも走行スピードを重視
スポーツカーなどの外車は、スピードを出すために燃費を多く消費する傾向にあります。
ガソリン1Lあたりの走行距離が国産車の倍になる外車もあります。
国産車と比較すると燃費の悪さがデメリットです。
そのため、給油回数も多くなる傾向にあり、国産車に比べて多額の出費が必要な場合もあります。
③メンテナンス費・修理費|日本の気候に弱い電気系統
自動車メーカーは一般的に、自国の気候や道路整備環境等での走行を想定して製造します。
そのため、日本と海外との気候差や使用状況に応じて故障する可能性があります。
例えば、ロールスロイスのあるイギリスでは、夏は30度を超える日もあれば20度を下回る日もある環境です。
日本においては、30度を超える日が多く湿度も高い傾向があります。
結果的に電気系統の故障を起こす可能性が高いため、定期的なメンテナンスや点検が大切です。
外車は、一度故障すると場合によって海外から部品を調達する必要があります。
通常の部品料金に輸送費などが上乗せされて請求されるケースも多く、国産車の修理費用よりも高くつきます。
維持費を抑えられる賢い外車の買い方
外車の維持費を抑えられる賢い外車の購入方法を3つ紹介します。
1.耐久性の高い外車を選択する
2.国内で流通量の多い外車に乗る
3.燃費のいい外車を選ぶ
選ぶ方法を参考に、自分の乗りたい外車を賢く購入しましょう。
①耐久性を重視する
外車は、使用環境の違いから故障しやすいと思われる傾向があるものの、技術進歩により耐久性が向上しています。
特にドイツの自動車メーカーは、急速な勢いで耐久性改善を進めています。
日本自動車耐久品質調査において、ドイツの自動車メーカーが諸外国よりも上位にランクインしています。
メーカー | 順位 |
BMW | 7位 |
メルセデス・ベンツ | 12位 |
フォルクスワーゲン | 13位 |
この調査は、国内外車問わず新車購入時から3〜4年経過したユーザーに不具合を聴取しており、事実に基づいたデータです。
「外車に乗りたいけど耐久性も重視したい」と思う方は、ドイツ車を検討してはいかがでしょうか。
②国内で流通量の多い外車に乗る
外車の中でも、国内で人気の高い車種を選ぶと維持費を抑えられる可能性があります。
その理由は、修理パーツの流通量が多い可能性から、故障によってパーツが必要となった場合に輸入しなくて済むためです。
一般的に、必要なパーツを輸入する際の輸送費が費用に含まれるため、外車のメンテナンスや修理費が高くなってしまいます。
また、流通量の多い車種であれば、迅速な修理対応を受けられる可能性もあります。
日本で出回っていない外車が故障した場合、修理ができない可能性や修理の時間がかかる可能性もあります。
車体の構造が複雑であったり、パーツが入手困難であったりする可能性が高いためです。
外車でのトラブルから素早く立ち直るためにも、流通量の多い車種をご検討ください。
③低燃費の外車を選ぶ
外車はパワフルな走行性能で燃費が悪いと感じる可能性は否めません。
しかし、近年は環境問題の観点からも低燃費を重視した外車が多く生産されています。
低燃費の外車はガソリン代や購入費用を抑えられます。
低燃費の車であれば、国からのエコカー減税を受けられるためです。
エコカー減税は、国土交通省が定める基準をクリアした車に対する優遇制度で、外車や国産車を問わず対象の車に適用されます。
新車購入時の費用のみならず、2年ごとの車検費用も抑えられるため、長期的に外車を乗り続けたい方にもエコカー減税対象車はお得です。
まとめ
外車は、国産車と比較したとき、維持費が高くなる傾向にあります。
その理由は燃費や部品の輸入費用がかかってしまうためです。
もし人気のある車種に乗りたい場合は、耐久性の高い外車を選びましょう。
また、エコカー減税対象の外車を選択すると、維持費を抑えられる可能性があります。
合わせて、外車に対応しているパーツを使用するといざというときに修理費や修理にかかる時間を抑えられます。
株式会社クランツでは、外車にも対応しているブレーキパッドを販売しているのでご検討ください。